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   <title>私の本棚</title>
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   <subtitle>あなたにも読んでほしいこの1冊</subtitle>
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   <title>庭仕事の愉しみ</title>
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   <published>2009-07-19T08:13:59Z</published>
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   <summary>庭仕事の愉しみ　ヘルマン・ヘッセ　著 ヘルマン・ヘッセ（1877-1962）は、...</summary>
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      庭仕事の愉しみ　ヘルマン・ヘッセ　著
ヘルマン・ヘッセ（1877-1962）は、ノーベル文学賞も受賞した著名な詩人であり作家である。私は「車輪の下」を若い時に読み、いたく感動したことがある。

この本はヘッセが亡くなって30年もの後の1996年にヘッセ研究者フォーカル・ミヒェルスにより編集され岡田朝雄により翻訳された。

ヘッセは後半生を庭仕事と執筆に費やしてすごした。
ヘッセは庭に佇みつつ、観察し思考する。

私自身、庭仕事をしていていつも感じることは、植物を育てることは子育てに通じるということと、生き物（人間も含め）の生死について深く考えさせられることである。

ヘッセは言う。「土と植物を相手にする仕事は、瞑想するのと同じように、魂を解放させてくれるのです。」

とても100年も前の記述とは思えない珠玉の1冊です。



      
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   <title>共依存・からめとる愛</title>
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   <published>2009-07-17T05:29:47Z</published>
   <updated>2009-07-17T05:35:36Z</updated>
   
   <summary>共依存・からめとる愛　　信田さよ子　著 最近、認知症になった妻の介護のために、全...</summary>
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      共依存・からめとる愛　　信田さよ子　著
最近、認知症になった妻の介護のために、全てを投げ出し介護に尽くす夫の姿が、美談となって話題になることがある。逆に妻が夫の介護をする姿は当たり前でニュースにもならないが。

スクリーンに写し出された献身的に介護する夫は、なぜが生々とし今や生きがいとなって第2の人生を楽しんでいるがごときである。世話をされる妻は認知症という病気のせいもあるかもしれないけれど、無表情でありがたがっている気配は感じられない。

長年,家族援助してきたベテランカウンセラーである著者が解明する、「愛という名のもとに隠れた支配・共依存を解明する！」というキャッチフレーズに興味を持ち取り寄せた。

アルコール依存症の夫（妻）、アダルトチルドレン、ひきこもり、子ども虐待。「苦しいけれど離れられない」という、からめとられる愛、あるいは、からめとる愛。

あまりにも深い人間の深層心理の解明に戸惑ってしまった。それは私自身、自己が壊れてしまうほど苦しい人間関係の体験をしていないからともいえる。そのような環境の中でもがいておられるような知人は何人かおられる。その苦しみに経験もない私が一方的に同情したり理解したりは決して出来ないということをしっかり認識させられた。

飛躍しているかもしれないが、私がネパールの人々と関わりを持つときに、＜愛という名のもとに隠れた支配＞に陥ってはいないか？又、対応する人々の中に＜離れられない依存性＞を植え込んではいないか？という警告として勉強させられた。

      
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   <title>世にも珍妙な物語集</title>
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   <published>2009-07-08T10:11:24Z</published>
   <updated>2009-07-08T10:12:37Z</updated>
   
   <summary>「世にも珍妙な物語集」清水義範著 日常生活で「ちょっと変だな」とチラッと思うこと...</summary>
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      「世にも珍妙な物語集」清水義範著
日常生活で「ちょっと変だな」とチラッと思うことはあっても、「まあ、そんなもんだろう」と深く考えず私達は生きている。
そこを清水先生は人が何気なく見過ごしてきた習慣に目をつけ、お得意のユーモアで綴った１３の短編集である。どれも愉快だったけれど中でも私が気に入ったのは次の４篇です。
＊	「ドーラビーラ物見遊山ツアー」・・時は縄文時代の中期。青森県三内丸山に存在した巨大集落で生活しているミミアテとウナシロのインドへの珍妙な旅日誌。
＊	「トイレット・シンドローム」・・海外旅行ツアーに行ってもトイレ時間が気になって見学もそぞろになる珍妙な現象。
＊	「接客セブンティーズ」・・近い将来、接待業も老人が担うようになった時の騒動。
＊	「算数の呪い」・・小学校６年の息子と父親が‘つるかめ算’に取り組んでいる。息子が言う「変だよ。理屈が通ってないよ。だってさ、つるとかめがいる時に、どっちが何匹いるかって数えないで、全部で何匹いるかって数える人っている？それに足の数を数えるっていっても鶴って１本足で立っているときもあるし亀は足を全部甲羅に隠している時もあるよ」
てな調子で、算数の問題がいかに現実から離れた珍妙な問い掛けをしているかが次々と出てくる。

他の９篇も、著者独特の名古屋人的センスで意表をつき、納得させられ笑わせられました。


      
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   <title>極北クレイマー</title>
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   <published>2009-07-07T05:52:06Z</published>
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   <summary>「極北クレイマ-」　海堂尊著 舞台は人口１０万の北海道の過疎地、極北市。そこは地...</summary>
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      「極北クレイマ-」　海堂尊著
舞台は人口１０万の北海道の過疎地、極北市。そこは地場産業も乏しく財政困難で、市民病院も倒産の危機に陥っている。その病院に非常勤外科医として赴任した今中良夫医師の奮闘記である。

堕落しきった極北市民病院の現状を、日本各地で起こっている市民病院の経営悪化問題、医者が避けたがる産婦人科医の問題を絡めて、今中医師は翻弄されながらも立ち向かっていく。

登場人物のキャラクターがちょっと特異な気もしたが、著者は今も現役の医者であり、以前は外科医として各地をまわり地方の医療問題に詳しいらしいので、現実にありうる問題かもと想像力がかきたてられて興味深く読んだ。

海堂尊の本は初めて読んだ。
彼の著作には１作品ごとテーマがあるけれど他の作品と内容に関連性があるらしい。そのため新作が出る度著作を渡り歩く読者が多いらしい。
私も極北病院のそれからを凄く知りたいと思うので次作を楽しみにしたいと思う。

      
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   <title>もっとおもしろくても理科</title>
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   <published>2009-07-01T09:48:26Z</published>
   <updated>2009-07-01T09:51:34Z</updated>
   
   <summary>「もっとおもしろくても理科」清水義範　著　　西原理恵子　絵 清水博士が理科のお勉...</summary>
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      「もっとおもしろくても理科」清水義範　著　　西原理恵子　絵
清水博士が理科のお勉強を笑いながら楽しく伝授する本。挿絵をハチャメチャな漫画家サイバラが入れる。
１０の項目（進化論やロケットやビッグバンなど）があるけれど、中でも[遺伝子とDNAと生物たち]が、面白かった。

遺伝子については、理科の授業で興味深く習った記憶はある。XYとXXの関係ですよ。
DNAについては、最近犯罪の決め手にするのになくてはならないものになっているけれどよく分からない。「重力ピエロ」にも詳しく説明されていたけれど仕組みは難しい。
遺伝子とDNAの関係は、この本の解説によると、「染色体の中にDNAがあり、DNA中にある遺伝情報を伝える単位の一つ一つが遺伝子であるらしい」ということであるらしい。

もっとも清水博士自身は理学博士ではなく、本人勉強しながら書いているエッセイだから、一緒に「へ～ぇ。そうなんだ。」と冗談を聞きながら楽しくも深く学べるのであった。
サイバラ画伯はもうさっぱり分からんというノリで、ナンセンス漫画を挿入し思考を撹乱させ、真理がなかなか理解出来ない私を安心させる。

「DNA検査により犯人で無いことが実証された」あるいは「犯人であることが実証された」とよく言われるが、理屈もあいまいなまま納得していた自分を恥じた。
考えてみれば、賢いお人がおっしゃることに間違いないと、物事を鵜呑みにするのも危険なことでもありツマラナイ事だったなと思った。

これからは、物事の真相に迫る思考回路をもつよう頑張ろうと少し思ったけれど、物事をあいまいにするタチの私には出来ないだろう。

      
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   <title>光る海</title>
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   <published>2009-06-22T06:18:13Z</published>
   <updated>2009-06-22T06:21:29Z</updated>
   
   <summary>「光の海」　津村節子　著 津村節子の小説には、ひたむきにしたたかに生きる女性の姿...</summary>
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      「光の海」　津村節子　著
津村節子の小説には、ひたむきにしたたかに生きる女性の姿が描かれていることが多い。
いずれにも困難を乗り越えて淡々と生きぬく女性の姿がある。
「光る海」には、そんな１０の短編小説が収まっている。
どれも「死」が人生の重要な転機となっているようだ。

長年、家族のために一心に生きてきた雪江は、夫の死によって初めて自分の自由な時間を持つことが出来、７４歳になって家族に気兼ねなく自分のしたい行動を起こし、＜光る海＞の輝きと幸せを感じ取る。

片や私は、家族のために奉仕（？）をする専業主婦であったけれど、自分の自由な時間をもち自分がしたいことをしてきたので、たとえ夫が死んでも、雪江のように＜光る海＞のようなきらめく光を全身に受け止め感動することは残念ながらないでしょう。
かといって＜暗い海＞に沈みこむことも絶対考えられないけど、、。



      
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   <title>ブータンに魅せられて</title>
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   <published>2009-05-23T03:48:29Z</published>
   <updated>2009-05-23T03:51:47Z</updated>
   
   <summary>ブータンに魅せられて　　今枝由郎　著 チベット仏教研究者として長年ブータンと関わ...</summary>
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      ブータンに魅せられて　　今枝由郎　著
チベット仏教研究者として長年ブータンと関わってこられた著者が、ブータン社会に貫く精神文化を通して、「真の豊かさとは何か」ということを教えてくれた魅力ある本でした。

ブータンはネパールの東隣に位置する人口６０万人の小さな王国です。
ブータンは第４代国王ジクメ・センゲ・ワンチュックが提唱したＧＮＨ「国民総幸福（ＧｒｏｓＮａｔｉｏｎａｌＨａｐｐｉｎｅｓｓ）」の理念を、国の一番重要な政策にあげているのでも注目を集めています。

ＧＮＰ（国民総生産）で、国の豊かさを計るとなれば､ブータンのＧＮＰは低くて貧しく、そのために「貧しい発展途上国」と位置付けされています。

この本を読んで「発展途上国」って失礼な言い方だと気付きました。ブータンは国の経済的発展や近代化より、国民の幸福度（充足度）を高めることを目指し、その点では世界に誇る先進国となっているのです。

ラリグランスクラブが関わっている隣国ネパールは、ＧＮＰも低くＧＮＨも少ない。どうしてなのか？
私は第一にヒンズー教とチベット仏教という宗教の違いを挙げたい。第二は王（支配者）の資質・品格の差も大きい。

4年前ネパールに滞在期間中、３泊４日という短時間でしたが訪れたました。
地球上の最後のシャングリアと言われているそのままの素晴らしい国でした。
ラリグランスＨＰ＜http://laligurans.com 　＞の通信１７号にブータン紀行を載せています。

あわせて読んでいただくとさらにブータンの素晴らしさ貴重さに気付かせてくれます。





      
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   <title>イワン・イリイチの死／クロイツェル・ソナタ</title>
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   <published>2009-05-20T06:11:32Z</published>
   <updated>2009-05-20T06:13:13Z</updated>
   
   <summary>「イワン・イリイチの死／クロイツェル・ソナタ」　トルストイ著 トルストイは１９世...</summary>
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      「イワン・イリイチの死／クロイツェル・ソナタ」　トルストイ著
トルストイは１９世紀を代表する作家の1人、ロシアの小説家です。徹底した反権力思想、非暴力主義者でした。
私は若いときに「アンナ・カレーニナ」「戦争と平和」など読み、暫く空白があって、子育ての時に、息子達が気に入っていた「おおきなかぶ」がトルストイの手によるものと知り驚いたことがあります。
そいてまたまた空白があって今回トルストイの「イワン・イリイチの死／クロイツェル・ソナタ」を読みました。

新型インフルエンザ騒ぎで家に軟禁状態のため、書棚から何時収めたかまったく忘れていたこの本を取り出したのです。

「イワン・イリイチの死」に書かれているのは、19世紀のロシアの1裁判官が迎えた「死」についてのお話です。
「クロイツェル・ソナタ」は結婚についての男女の愛についての話です。

国が違い、時代背景が１５０年も違っても、人間が生まれ死に至る道程は短く、その間に遭遇する人々の生活・恋愛・病・死で感じる喜怒哀楽には違いがありません。

さすがに歴史にのこる作家の著作だけあって、とっても面白く、私自身の生き方にも合わせられ考えさせられた本でした。

      
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   <title>重力ピエロ</title>
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   <published>2009-05-18T11:46:20Z</published>
   <updated>2009-05-18T11:51:26Z</updated>
   
   <summary>重力ピエロ　　伊坂幸太郎　著 ‘家族の愛は重力を超える！’ 主人公は、泉水と春（...</summary>
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      重力ピエロ　　伊坂幸太郎　著
‘家族の愛は重力を超える！’
主人公は、泉水と春（どちらも英語で言えばスプリング）という兄弟です。
兄が泉水で遺伝子を研究する会社に勤めている。大学生の弟の春が、チョット神経過敏症というか訳あり性格である。
というのは、春は母親がレイプされて妊娠し産まれたという過去がある。
とても美人で素晴らしい母親は兄弟がまだ幼い時に病気で亡くなったが、やさしく理解のある父親の元で、平穏な愛に満ちた生活を過ごし成長する。
といっても、不幸な辛い過去は、家族にとって拭い去ることの出来ない事実であり、それは次男の春に影響を与えている。
性格は環境で形作られていくものなのか、又は親から伝わった遺伝子から逃れられないものなのか。
そのようなことが、一連の連続放火事件犯人を追う謎解きに乗り出す兄を通して明らかになって行く。

私のお気に入りの俳優・加瀬亨が主演で映画化されたので、映画より先に本をと思って読みました。
遺伝子の記号など結構理屈っぽいところが多々あるけれど、どのように映画化されたのか、映画を観るのが楽しみです。

5月２３日封切り。それまでに新型インフルエンザはおさまっていれば良いのだけれど、、。

      
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   <title>おくりびと</title>
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   <published>2009-05-12T12:11:55Z</published>
   <updated>2009-05-12T12:14:17Z</updated>
   
   <summary>おくりびと　百瀬しのぶ　著　小学館文庫 アカデミー賞受賞映画「おくりびと」を、素...</summary>
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      おくりびと　百瀬しのぶ　著　小学館文庫
アカデミー賞受賞映画「おくりびと」を、素直に物語りにした本である。

映画を観た人は、みんなそろって「感動した」と言っていた。
映画を見に行く機会を逃したので本を買って読んだ。

亡くなった人を、心をこめて送る仕事師である‘納棺師’のことがテーマである。
人の生と死を考えさせるテーマとしては、以前に紹介した‘悼む人’の方が数倍も深い。

でも観た人が口をそろえて言っていた映像の美しさはイメージできて楽しんだ。
「雪化粧された田んぼ、民家の屋根、連なる山々、そして白い雲。すべてがダイヤモンドを敷き詰めたようにきらきら光っている」
そして目に浮かぶは演ずる本木雅弘と山崎努、広末涼子。

映画から起こした本は、映画を超えませんね。
この映画の元になったという「納棺夫日記」という本を読んだ方がよかったかも。


      
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   <title>自然と国家と人間と</title>
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   <published>2009-04-29T12:41:11Z</published>
   <updated>2009-04-29T12:46:51Z</updated>
   
   <summary>「自然と国家と人間と」　野口健　著 著者は２５歳で７大陸最高峰世界最年少登頂記録...</summary>
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      「自然と国家と人間と」　野口健　著
著者は２５歳で７大陸最高峰世界最年少登頂記録を成し遂げたことで話題になったが、それ以上に、エベレストや富士山に散乱するゴミの清掃登山に着手し、自然環境を守るアルピニストとして名を知られた存在である。
ゴミと戦ううちに、地球温暖化による自然破壊問題や、対応する国の違い、はたまた、いまだに帰国できない日本兵に遺骨にも遭遇し、残された時間は多くないと、精力的に行動を起こす。

急スピードで進む自然環境破壊に眉をひそめることは誰にでも出来る。自然破壊を食い止めるために１歩足を踏み出し実践することは、誰にでも出来ることではない。野口健は、まず行動を起こし、地道に賛同者を広めていく。
現場で実際に見て聞いて感じた深い思いをさらりと書き綴っている。
私はそんな彼の生き方を、心から尊敬している。凄いなと思う。

先日ネパールに同行した２０歳のS君が、将来、地球を守るための働きをしたいと言っていたので、彼に読んでほしいと思った。


      
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   <title>小説「聖書の女性たち」　</title>
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   <published>2009-03-30T05:13:29Z</published>
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   <summary>小説「聖書の女性たち」　木崎さとこ著　日本キリスト教団出版局 旧約聖書から新約聖...</summary>
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      小説「聖書の女性たち」　木崎さとこ著　日本キリスト教団出版局
旧約聖書から新約聖書に出てくる女性たちのエピソードを、１編が原稿用紙８枚という短い小説（旧約２４編・新約１２編）に書かれた興味深い小説であった。

旧約聖書にまず出てくる女性は、言わずとしれたアダムのあばら骨から作られたというエヴァである。アダムを誘惑に陥らせ、神との約束を破って楽園を追われた人類の源、アダムとエヴァ。
でも、神との約束を守っていたならば、その後現在にまで延々と続く人類の歴史は存在しない。
あなたも私も存在しない。

旧約聖書では、「イスラエルの歴史に神がどう働きかけたか」という一貫したテーマがあり、それに添いながら子孫を残していく道程は、残酷ながら中々考えさせられる。
旧約の時代から男は、権力のみを求め、女は男が権力を維持するために子孫をのこす道具であった。男は道具としてしか又は欲望のはけ口としか女を扱わない者が多く思慮に欠けていた。女はそのような納得しかねる女の道をそう単純に受け入れていたわけではないのではないか。そのへんの思慮深い女性の深層心理が、とても魅力的にえがかれている。

初源の女性・エヴァ、聖母マリアと姉のエリザベト、そして圧巻はマグダラのマリアの話。
愛すべき聖書に出てくる女性達！

聖書を少しはかじったことのある方は、必読。
よくわからなかったアブラハムやバベルやサムソンなどの事情も、そうだったんか等と、納得できたりします。





      
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   <title>田辺聖子の人生あまから川柳</title>
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   <published>2009-03-01T13:07:54Z</published>
   <updated>2009-03-01T13:09:38Z</updated>
   
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      「田辺聖子の人生あまから川柳」　田辺聖子著　集英社
俳句に凝ったことがある。
私の句は、川柳みたいと仲間によくいわれる。
冗談好きの私は、句に笑いをつい入れたくなるからです。
それじゃ川柳をひとつ、、となると難しい。とても５・７・５では人間心理のきわどさ等をユーモアを込めて収めきれない。
俳句は、季語を入れると、なんとなく句にまとまる気持ちになるが、川柳はそうはいかない。考えるうちにしらけてしまう。

「田辺聖子の人生あまから川柳」では、川柳好きの田辺聖子さんが丹念に選ばれた、古典というかもう６～７０年以上も前の珠玉の川柳100句。
その中から、共感し思わず笑った句を５つ選びました。

＊かしこい事をすぐに言いたくなる阿呆　　亀山恭太（１９２７年生まれ　教師）

＊このご恩は忘れませんと寄り付かず　　大田佳凡（１９０７年生まれ　医師）

＊西出口というたがなイヤ聞いてない　　岸本水府（１８９２年生まれ　川柳六大作家）

＊不細工な妻に子供はようなつき　　後藤梅志（1894年生まれ　　商店主）

＊良妻で賢母で女史で家にいず　　川上三太郎（１８９１年生まれ　　川柳六大作家）

どれも、昔の句とは思えない、今もお茶しながらのおしゃべりに登場する身近な話題です。
この句を添えると、爆笑で盛り上がること間違いなしです。
この本には、あと９５句も載っています。それぞれに田辺聖子の感想が述べられていて、それも又楽しい。
イヤなことも笑いに流せる術も学べます。
お笑い好きの方。一読のほどを！


      
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   <title>悼むひと</title>
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   <published>2009-02-24T14:09:33Z</published>
   <updated>2009-02-24T14:10:40Z</updated>
   
   <summary>悼む人　天童荒太著　文芸春秋社 「おくりびと」がアカデミー賞に輝いて、テレビでも...</summary>
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      悼む人　天童荒太著　文芸春秋社
「おくりびと」がアカデミー賞に輝いて、テレビでもその話で持ちきりです。

亡くなった人の体を清め、棺に納める仕事人納棺師を描いた映画だそうである。
私も友人が亡くなった時、葬儀の始まる前に納棺の儀式に立会ったことがあり、２０代と思われる若い納棺師さんが、遺体に向き合い、荘厳で優雅な動きでことを運ぶのに驚いた体験がある。友人が丁寧に扱われよかったと思った記憶がある。
映画を観た人は、だれもが感動し、自分もこのように＜おくられたい＞し、愛するひとを＜おくりたい＞と思うそうである。

しかし、世の中、このように家族や知人に暖かく見送られる人ばかりとは限らない。
孤独死をする人、憎まれて殺されたり、闇に葬られた人々も大勢いる。
「悼む人」はそのことに気付いた1人の青年が、誰からも死を顧みられることもなく葬られた人を捜し求め、亡くなったという場所にひざまづき、その人をただ悼む、という話である。
どんな凶悪な悪人であっても、どんなに不幸を背負った人でも、一生に一度は誰かに愛され、誰かを愛した経験があるにちがいない、と青年は思う。
そんな人の死を悼みたいと思って、青年は旅を続ける。

映画「おくりびと」が華々しく話題を提供する中、「悼むひと」のことも同時に考えてみたいと思って紹介しました。



      
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   <title>シズコさん</title>
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   <published>2009-02-01T14:10:21Z</published>
   <updated>2009-02-01T14:13:38Z</updated>
   
   <summary>「シズコさん」　佐野洋子著　新潮社 「一度も好きじゃなかった母さんへ、ごめんなさ...</summary>
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      「シズコさん」　佐野洋子著　新潮社
「一度も好きじゃなかった母さんへ、ごめんなさい、ありがとう。」
母親との関係に悩んでいるすべての人へ、、、。
全国から共感の声が届いています！５万部突破。
それが、帯に書かれた、キャッチフレーズです。

カミ－ユ・クローデル（２００８．１１．９記載）のことを教えてくれた友人が、同時に「シズコさん」の本に触れられていたので購入しました。
私の母親はもうすでに亡くなり、私には娘がいないので、あまり興味を引かれませんでしたが、友人は、女性（娘）が生きていく上に、“母親との関係が、いかに重要な鍵を握っているか”をテーマに学究しておられて、彼女の論説も聞いてみたいので読みました。それと、私が自分の母親との関係を思いかえすのもいいかなとも思って。

「シズコさん」の娘である洋子さん（著者）は、母親からは愛情を感じられない意地悪な育てられ方をし、母親を恨み大嫌いになってしまう。
母に反発し反抗しながら成長し、結婚し子供も産み大人になって、ようやく母親の気持ちも少しは理解出来るようにはなるけれども、決して母親を好きにはなれず許すことが出来ない。
母親が老い、介護が必要になったとき、母親を介護しなくてはならないという義務感から、高額な介護センターに入居させるが、「親を捨てた」という自責の念も捨てきれなくて苦しみます。でも愛することが出来ない。
ボケ始め老醜をさらす母を冷たく見ながら、嫌悪感と戦うこと数年。ようやく母から受けた仕打ちだけではなく、母から受けた恩恵も感じるようになります。
そして、洋子さんは、母親がすっかりボケてしまたある日、突然、初めて母を愛しいと思う気持ちが忽然と沸き起こったのです。
＜＜私は「こころ」というものがあるなら、母さんに対してそれを麻糸でぐるぐる巻きに固く固く何十年も縛り込んでいたような気がする。その糸がバラバラにほどけて、ラクに息が出来て生き返ったような気がした。＞＞
「母さん。ごめんね、ありがとう」の言葉が出て、読者の私も肩から力が抜けました。

最近、親の子に対する虐待のニュースが跡をたちません。親は、子供に対して酷い仕打ちを平気でして、そのことをすぐ忘れますが、子供のほうは決してその仕打ちを忘れず許せない気持ちを持ちつづける。ということを聞いた事があります。しかしその一方で子供は、親からどんな仕打ちを受けても、親を恨みながらも、親を愛し親を見放さないそうです。

切っても切れぬ親子の縁。
私は息子達にこれまでどんな影響を与えてきたんだろうか。私が要介護になった時、それがどんな風に現れてくるのか心配になりました。

ボケてから愛されてもなあ、、、。

      
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